タロット占いのやり方。覚えてはいけないことも知っておきたい

タロット占い、いつかは自分でもやってみたい。そう思ってカードを手に取ってみたものの、「このやり方で本当に合っているのかな」と不安になったことはありませんか。
タロット占いのやり方は、基本の手順さえ押さえれば、思っているよりずっと自由に始められるものです。シャッフルの仕方から、スプレッド(並べ方)の選び方、そして初心者が気になる「覚えてはいけないこと」まで、電話占い業界に10年以上関わりタロット・占いを研究してきた経験から、一つずつ整理していきます。読み終えるころには、自己流でも安心して一歩を踏み出せるようになっているはずです。
タロット占いを始める前の準備

タロット占いを始める前に一番大切なのは、何を占いたいのかをはっきりさせることです。「なんとなく今日の運勢を知りたい」のか、「恋愛について具体的に知りたい」のかによって、選ぶスプレッド(並べ方)も変わってきます。
「何から占う?」タロット占いのやり方、準備で目的をはっきりさせる
質問はできるだけ具体的にしておくと、結果を読み解きやすくなります。「彼はどう思っている?」よりも「今の関係を進めるために、私はどう動けばいい?」のように、自分の行動につながる形で問いを立てると、出たカードのメッセージを受け取りやすくなります。
質問が漠然としていると、どんなカードが出てもなんとなく当てはまるように感じてしまい、結果を今後の行動に活かしにくくなります。逆に「私はどう動けばいい?」のように自分の行動に焦点を当てた質問にしておくと、出たカードの意味を「次に何をするか」という具体的な視点で受け取りやすくなるのです。例えば恋愛のことで悩んでいるなら、「彼の気持ち」ではなく「私がどう行動すべきか」に問いを寄せてみると、結果がぐっと活かしやすくなります。
質問を決めたら、紙に書き出してから占い始めるのもおすすめです。頭の中だけで考えるより、質問の輪郭がはっきりして、結果も受け取りやすくなります。慣れないうちは、このひと手間を惜しまないようにしてみてください。
タロットを教える先生方にヒアリングをしていて感じるのは、質問が具体的な人ほど、カードの意味をすっと自分の状況に当てはめられているということです。漠然とした問いより、少し踏み込んだ問いの方が、結果に納得しやすいようです。
シャッフルからカードを展開するまでの基本のやり方
タロットカードは全部で78枚あり、大アルカナ22枚・小アルカナ40枚・コートカード16枚で構成されています。基本の流れは、シャッフルしてカードを混ぜる、カットして山を分ける、そして展開して読み解く、という順番です。
「難しそう…」と感じても大丈夫。初心者向け基本のシャッフル・引き方
シャッフルするときは、心の中で質問を思い浮かべながらカードを混ぜていきます。「今の彼の気持ちを教えてください」のように、唱えながら手を動かすとよいでしょう。混ぜ終えたら山を一つにまとめ、カットして、そこから必要な枚数を引いていきます。
シャッフルの仕方にもいくつか種類があります。カード全体を円を描くようにかき混ぜる方法、カードを2つの束に分けて交互に差し込んでいくリフルシャッフル、片手の上でカードを少しずつ移し替えていくヒンズーシャッフルなどがあり、どれを使っても間違いではありません。どの方法にも共通しているのは、シャッフルという行為を通じて「今の質問」にカードと向き合う時間を作るという点です。カードが傷みにくく、扱いやすいと感じるものを選んでみてください。
正位置・逆位置をどう扱うかも、実は決まったルールがあるわけではありません。逆位置もそのままの意味として読む方もいれば、正位置に直して読む方もいます。どちらが正しいということはなく、自分がしっくりくるやり方を一つ決めて続けていくのがコツです。
タロット講師の方から話を聞く中で印象的だったのは、「やり方に絶対の正解はない、まず誰か一人のやり方を真似て、自分の中で決めてしまうのがいい」という言葉です。自己流かどうかを気にするより、まず一つのやり方に決めて続けることの方が、上達への近道のようです。
スプレッド(並べ方)の種類と選び方
カードの並べ方のことを「スプレッド」と呼びます。1枚だけを引くシンプルなものから、10枚を使う本格的なものまで種類はさまざまですが、初心者のうちは少ない枚数から始めるのがおすすめです。
「まずは何枚から?」初心者向けワンオラクル(1枚引き)のやり方
最初の一歩としておすすめなのが「ワンオラクル」と呼ばれる1枚引きです。質問を一つ決めて、直感で1枚を引くだけなので、シャッフルからリーディングまでの一連の流れを短時間でつかむことができ、初めての方にも取り組みやすい方法です。
1枚引きに慣れてきたら、3枚のカードを左から順に「過去・現在・未来」として並べる3枚引きに挑戦してみましょう。1枚引きよりも状況の流れをつかみやすくなります。さらに詳しく状況を読み解きたいときは、10枚のカードを使うケルト十字スプレッドもあります。「現在の状況」「障害となっているもの」「近い未来」など、それぞれの位置に意味が決まっており、複雑な悩みを多角的に見ていくのに向いています。枚数が増えるほど得られる情報は多くなりますが、その分読み解きに慣れが必要になるため、いきなり複雑なスプレッドに挑戦する必要はありません。
1枚引きの感覚を先につかんでおきたいという方は、当サイトの無料のタロット占い【無料】今すぐ1枚引いて診断するで、実際に1枚引きの流れを体験してみるのもおすすめです。テーマを選んでカードを引くだけなので、自分で占うときのイメージがつかみやすくなります。
タロット占いで覚えてはいけないこと

タロット占いには絶対的な禁止事項があるわけではありませんが、長く付き合っていくうえで避けた方がよいとされる向き合い方がいくつかあります。
「意味を全部暗記しないとダメ?」丸暗記より大切にしたいこと
タロット占いは「覚えてはいけない」と言われることがありますが、これはカードの意味を一言一句丸暗記してはいけないという意味です。本に書かれた意味をそのまま型通りに当てはめようとすると、かえって解釈の幅が狭くなってしまいます。
なぜ丸暗記が良くないとされるのかというと、同じカードでも、そのときの質問や状況によって伝えたいメッセージが変わってくるためです。例えば「塔」のカードは一般的に「急な変化」を意味しますが、恋愛の質問で出たときと仕事の質問で出たときでは、実際に示している変化の中身は違ってきます。言葉の意味だけを丸暗記していると、こうした文脈の違いを読み取れなくなってしまいます。
基本的な意味を知っておくことは大切にしつつ、そこにとらわれすぎず柔軟に読み解く感覚を育てていくことの方が、長い目で見ると役に立ちます。まずはキーワードを手がかりに、自分の状況と照らし合わせながら読む練習を重ねてみてください。
「深刻な悩みも占っていい?」避けた方がよいとされるテーマ
生死に関わることや、病気の診断・治療に関わる内容を占うのは避けた方がよいとされています。気になる気持ちは分かりますが、ここだけは他のどの注意点よりも意識しておきたい、特別に大切なポイントだと考えてください。
これは、タロット占いが今の状況や心の動きを映し出すものであり、占い師も含めて医師や専門家ではないためです。健康や生死に関わる重要な判断をカード1枚の結果に委ねてしまうと、本来受けるべき医療的な判断が遅れてしまうおそれがあります。例えば体調の変化が気になるときは、タロットで様子を占うのではなく、まず医療機関に相談することが優先されるべきです。
命や健康に関わる重要な判断は、必ず医療機関など専門家に相談するようにしましょう。タロットはあくまで気持ちの整理に使うものと捉えておくと安心ですし、心配ごとを一人で抱え込まずに済みます。この線引きだけは崩さないようにしてください。
「同じ質問を何度も占っていい?」タロット占いで覚えてはいけない占い方
同じ質問を立て続けに何度も占うのは避けた方がよいとされています。気になるあまり、つい何度も引き直したくなる気持ちはよく分かりますが、少し立ち止まってみましょう。これは初心者が特に陥りやすい落とし穴の一つです。
納得のいく結果が出るまで引き直してしまうと、結果がぼやけてしまい、かえって答えを見誤りやすくなるためです。欲しい答えが出るまで占い続けてしまう心理は自然なものですが、これを繰り返すと、どの結果が本当の答えなのか分からなくなり、気持ちが余計に不安定になってしまいます。例えば「彼から連絡は来る?」という質問を1日に何度も占ってしまうと、結果がバラバラになり、かえって振り回されることになります。
まずは最初に出た結果をしっかり受け止め、時間を置いてから改めて占い直すようにしましょう。一呼吸置くだけで、結果の見え方や納得感が大きく変わってくることもあり、気持ちにも余裕が生まれるはずです。焦りは禁物だと心得ておきましょう。
「他の人に触らせても平気?」覚えておきたいカードの扱い方
自分のカードを気軽に他人に触らせないようにするのも、タロットの世界でよく言われる心得の一つです。ちょっとしたことですが、長く使い続けるうえで覚えておくとよい習慣で、意外と見落としがちな注意点でもあります。
カードには使う人の気配やエネルギーが宿るとされ、複数人で触り合うと読み取りづらくなると考えられているためです。長年同じデッキを使い続けている占い師ほど、自分のカードを大切に扱い、むやみに人に触らせない傾向があります。これは単なる縁起担ぎではなく、いつも同じ手で扱うことでカードとの感覚的なつながりを保つという、実践的な意味合いもあるようです。
大切な相棒として、丁寧に扱ってあげてください。専用の布や箱に入れて保管するのもおすすめで、こうした小さな習慣の積み重ねが、長くタロットと付き合っていくための大きな助けになっていくはずだと考えられます。
電話占い師へのヒアリングでよく聞くのは、「深刻すぎる悩みほど、一人で何度も占い直して余計に不安になってしまう」という声です。答えが見えにくいときほど、一度カードから離れて、誰かに話を聞いてもらう方が気持ちが整理できることも多いようです。
上達のためにできること
タロットのやり方に慣れてきたら、少しずつリーディングの精度を上げていく工夫も取り入れてみましょう。
「センスがないと無理?」誰でも実践できる上達のコツ
占った内容と出たカード、そのときに感じたことをノートに書き残しておくと、後から見返したときに自分の解釈の癖や成長に気づきやすくなります。地味な作業ですが、確実な上達への近道になるはずで、続けるほど効果を実感しやすくなります。
うまく言葉にできなくても、感じたことをそのまま書き留めておくだけで十分です。記録を続けていくと、1年後や2年後に読み返したときに「当時の解釈は間違っていなかった」と気づくことがあります。これは、タロットの理解が言葉の暗記ではなく、経験を重ねることで少しずつ深まっていく性質のものだからです。一つのテーマについてじっくり記録を重ねていく方が、いろいろなテーマを広く浅く占うよりも上達につながりやすいとされています。
また、結果をすぐに言葉で説明しようとせず、カードをただ眺める時間を持つことも役立つとされています。焦らず数をこなしていくうちに、直感的な読み解きの感覚が少しずつ育っていきます。急がず、じっくり向き合う姿勢を大切にしてください。
タロットを長く続けている方々を見ていて感じるのは、上達の早さよりも「続けられているかどうか」の方が大きいということです。完璧に読み解こうとせず、まずは気軽に続けてみる姿勢が、結果的に一番の近道になっているように思います。
よくある質問
Q1: タロット占いのやり方に、正しい・間違っているはありますか?
基本的な流れ(シャッフル・カット・展開・リーディング)さえ押さえていれば、細かい部分に絶対の正解はありません。正位置・逆位置の扱い方一つとっても、占い師によってやり方は異なります。細かいことを気にしすぎなくて大丈夫です。
これは、タロット占いが厳密なルールに基づく技術というより、偶然性を通じて今の状況を映し出す道具であるためです。細部のやり方の違いよりも、一貫した姿勢で向き合い続けることの方が大切だと考えられており、多くの占い師もそう口にします。
まずは一つのやり方を決めて、自分のスタイルとして続けていくことが、結果的に一番身につきやすい方法です。焦らず自分のペースで、じっくり進めてみてください。周りと比べる必要はまったくなく、自分に合ったペースが一番です。
Q2: タロット占いは独学でも身につきますか?
独学でも基本の手順を身につけることは十分に可能です。最初は本や動画で見た一つのやり方を真似ることから始め、慣れてきたら少しずつ自分なりのスタイルに変えていくとよいでしょう。焦らずゆっくり進めて大丈夫です。
独学が難しく感じられるのは、誰かに正解を教えてもらえない不安からくることが多いようです。しかし前述の通りタロットのやり方に唯一の正解はないため、独学であっても自分の中で一貫したやり方を積み重ねていけば、十分に上達していくことができます。
ノートに記録を残しながら続けることで、独学でも自分の解釈の癖や成長に気づきやすくなります。日々の積み重ねを大切にしてみてください。誰かに習わなくても、時間をかければ着実に力はついていくものだと考えられます。
Q3: タロット占いはやめた方がいいと聞くことがあります。本当ですか?
タロット自体をやめた方がよいというより、向き合い方に注意が必要ということだと考えられます。同じ質問を何度も占い直したり、結果に依存しすぎて重要な決断をすべて委ねてしまったりする向き合い方は避けたいところです。やめる必要まではありません。
こうした声が出てくる背景には、占いに依存しすぎて日常生活に支障が出てしまうケースへの懸念があります。適度な距離感を保てていれば、必要以上に恐れる必要はありません。過度に不安がる必要はないと考えてよいでしょう。
適度な距離感で楽しむ分には、気持ちを整理するきっかけとして役立つものです。あくまで自分のペースで、無理のない形で付き合っていきましょう。それだけで十分に良い付き合い方になっていくはずだと考えられます。
Q4: 大アルカナだけで占うことはできますか?
大アルカナ22枚だけを使って占う方法もよく使われています。小アルカナや人物を表すコートカードを含めた78枚全体を使うよりも扱いやすく、初心者にも取り入れやすい方法として広く知られている定番の占い方です。
大アルカナは人生の大きな転機や心の状態を象徴するカードとして扱われており、日常のちょっとした悩みから将来に関わる大きなテーマまで、幅広く対応できるのが特徴です。小アルカナはより細かい日常の出来事を表すため、慣れてきてから取り入れると理解しやすくなります。
まずは大アルカナだけで慣れてから、必要に応じて小アルカナも取り入れていくという進め方もおすすめです。無理に全部を一度に覚える必要はなく、段階的に広げていけば十分に対応できるはずだと、著者は考えています。
Q5: 自分で占うのと、電話占いで見てもらうのとでは何が違いますか?
自分で占うタロットは、日々のちょっとした気持ちの整理に気軽に使えるのが魅力です。一方で、深刻な悩みや自分では読み解きにくい状況のときは、経験を積んだ占い師に相談することで、思いがけない視点やアドバイスをもらえることがあります。
自分で占う場合、どうしても自分の願望や思い込みがカードの解釈に影響しやすくなります。第三者である占い師に見てもらうことで、自分では気づけなかった視点や、客観的なアドバイスを受け取れるという違いがあります。
無料のタロット占いや独学での占いは入り口として、より具体的な悩みは電話占いで、というように使い分けるのがおすすめです。状況に応じて両方をうまく取り入れてみてください。どちらか一方に絞る必要はありません。







